今回は、冬期講習は中学生にとって必要なものかを書いていきます。
私は、約10年間塾業界で働いていました。
そこで感じた冬期講習の意味や位置づけを書いていきます。
冬期講習の意味は?

冬期講習の意味は、学年や学力によって変わってきます。
結論から言うと、中3生にとっては受験校に合格するための講習です。
この時期は、学校での三者面談等で受験校が決まります。
ほとんどの生徒は、受験校は学力に合った高校であることが多いと思います。
受験校に合格するためには、どれだけ失点を減らす事ができるかが勝負です。
夏期講習は学力を伸ばすための講習だとすれば、冬期講習は持っている実力を100%活かすための講習となります。
要するに試験が終わった後「これ、わかってたのに!」ということを無くするための講習になります。
そのため、新しいことを覚えるよりは、今までインプットしたことを、より精度を高めたアウトプットをする練習をします。
中1・2生は、夏期講習とほぼ同じで、前学期の復習、次学期の予習がメインとなります。
分からない所をなくして3学期を迎えましょう。
冬期講習は必要?

その生徒の学力や性格に依りますが、冬期講習は受けた方が良いです。
ただ、学力も受験校のボーダーを余裕でクリアしていて、1人でも勉強出来る生徒であれば受けなくても良いです。
冬期講習の成果
私が受け持った生徒の中に、3年生の12月から1月にかけて、5教科で60〜70点上がった生徒が居ました。
あまりにも急だったので、私は半信半疑でした。
そのため、今回は偶然で、次のテストで元に戻るんだろうと思っていました。
しかし、次のテストでも、その上がった状態と点数が変わらなかったので、心の中では「マジか⁉︎何があったんだ?」と思いました。
普段勉強をしてない生徒が、講習で無理やり勉強させると上がったりもするので、それかなと思っています。
最後に

今回は、中学生にとって冬期講習は必要なものなのか書いていきました。
結論として必要だと考えています。
結果はどうあれ、受験前に「やるだけのことをやる」ことが将来にも繋がってきます。
そして、悪い結果だったとしても後悔はしないです。
講習を受ける受けないに関わらず、最後まで努力する環境を整え、受験に向かっていってください。
皆さんの受験がより良いものになるよう、祈っております。
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