今まで塾で1000人近くの生徒を見てきました。
その中で、成績が上がる生徒、成績が上がらない生徒も居ました。
ここでは成績が上がる生徒の3つの特徴を書いていきます。
とにかく素直な子
成績が上がる生徒の特徴として、誰もが口にしますが、とにかく素直な子です。
なぜかと言うと、先生や講師が言ったことに対して聞く耳を持つからです。
どんなに優秀な先生でも、相手が話を聞かなければ成績は上がりません。
一番厄介な生徒は、まずまず学力があって自分の解き方が絶対である生徒です。
こういう生徒はアドバイスを聞き入れないので、なかなか伸びません。
勉強だけではなく、人の話をきちんと聞いて、その上で自分で考える人は伸びる可能性が高いです。
具体的な目標がある
以前、私の教室に国立高専を目指していた生徒が居ました。
その高専は県外にあり、何故高専に行きたいのか理由を聞いたら
「原子力に代わるエネルギーを作りたい」
東日本大震災が起こった後、原発事故を見てそう思ったそうです。
私は感動しました。
そして、びっくりしました。
中学生が具体的な目標を持って、そのために高専に行きたいって…
その生徒は自分の苦手なところを把握していて、何も言わなくてもやるべき事をわかっていたので、成績も良かったです。
子供の夢を育てるのは、近くにいる人です。
たまに「将来何になりたいの?」と聞いてみてください。
そして、それを否定せずに認めてあげてください。
子供の夢は変化していきます。
夢を見ることができる子供にしてください。
国語力がある
基本的に成績は学習時間に比例していると思います。
ただし、国語力があるかないかで伸び方が変わってきます。
国語力がない生徒の場合、なかなか伸びません。
なぜなら、問題文の意味が分からない、教科書に書いている文章の意味が分からないからです。
5教科どれをとっても、問題文は日本語です。
どれだけ公式を覚えていても、どれだけ英単語や文法がわかっていても、質問されていることが分からなければ点数は取れません。
逆に、国語力がある生徒は、どこかのタイミングで急に伸びます。
これは、私の感覚と経験でしかありませんが、国語力はとても大切になってくると思います。
ここで、「国語力はどうすれば上がるの?」と思う方も多いと思います。
これは、皆さんもご存知の通り、「本を読む」「新聞の社説を読んでまとめる」など様々な方法があります。
それに付け加えて、会話の時に主語を入れるとか、どうすれば相手に自分の言いたいことが伝わるかを考えさせることが大事です。
国語は5教科の中で、1番力を伸ばすことが難しい教科です。
とにかく時間がかかります。
ほとんどの日本人が、物心ついた時から日本語を使っているので、差もつきやすいですし、変なクセを修正するのも難しいです。
長い目で見て、伸ばしていきましょう。
最後に
今回の記事は、成績が上がる生徒について書いていきました。
それぞれ違う視点から3つに絞りました。
成績を上げるためには、その生徒の性格を掴んで、モチベーションを保ちながら学習してもらうことも必要です。
様々な要素が絡み合ってくるものですので、一概にこれをすればOKとは言えないのですが、参考にしてみてください。
やったらやった分、すぐに成果に繋がることは勉強以外にないので、努力することの大切さを学んでほしいです。
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