2019年も終盤となってきました。今年の就職活動は昨年と比べて違うところがあるので、それを今回書いていきます。
内定率の推移
もともと徐々に早まってはいましたが、今年も内定率は高いポイントで推移しています。
よく、リクルートやマイナビの調査結果が新聞等に載っていますが、それらの調査は各々のサイトに登録していて、調査に応えてくれるような学生ですので、意識が高い学生です。
よって、新聞に出てくる内定率はかなり高いです。
私が住んでいるような田舎の地域になると、その内定率から30%ぐらい低くなってきます。
ここ3年のリクルートやマイナビの調査によると、7月1日時点で80%超えと発表されています。
昨年以前と比べて違うところは、今年の場合、3~5月での内定率がとても高かったです。
ここで「あれ?」と疑問に思う人も出てくると思います。
そうです。就職活動の選考開始日は6月1日です。
3~5月での内定率が高まっているということは、ルールは関係ない状態になってきているということです。
就活のルールについては次の記事を読んでください。
➡️【就活】大学生の就職活動っていつから始まるの?就活スケジュールを押さえておこう!
昨年、就職活動に関して経団連から政府主導に変わることが決まったため、どの企業もルールは無くなったものとして採用活動を始めたということです。
また、最近は人手不足から、企業側はどうしても早めに就活生を囲ってしまいたいという気持ちもあります。
10月1日時点でも昨年と比べ10%ぐらい内定率は高い状況です。
質より量?
現在はどうしても人手不足なので、業種にもよりますが、採用のハードルは下がっているように感じます。
大手企業であれば人材確保に苦労はしないと思いますが、中小企業はどの企業も人材確保にかなり苦労しています。
大手企業が人材確保に苦労しないというのは、夏の某R社問題でも明らかです。
逆に応募人数が多くて大変な証拠です。
また、10月1日を過ぎてからの内定辞退が非常に多く、多いところでは内定を出した学生の半分が内定辞退をします。
10月1日は内定式を行う企業も多く、学生は内定式に参加すると、そこに行くしかないという諦めも出てくるようです。
企業が学生を囲い込むのは結構ですが、あまり露骨になると入社後の離職率が高くなります。
今は入社後3年間の辞職率は30%とも言われています。
ただ、中小企業は採用試験を受けてくれる学生の絶対数が少ないため、囲わざるを得ないといったところでしょうか…
これらのことから、質より量と言われても仕方ないのかと思います。
これから必要なことは?
今は売手市場と言われているので、学生は企業や業界の勉強をしません。
世の中、就職しやすい状況だからこそ、より安定し、自分に合った企業を探すべきです。
そのためには、業界研究や企業研究に力を入れましょう。
業界研究・企業研究については次の記事に書いています。
➡️400万分の1を探せ!業界研究・企業研究の大切さ
この売手市場だからこそ、研究を重ねて自分にマッチングする企業を探すべきです。
探して試験を受ければ、入社できる可能性は高いです。
まだこの市場は続きそうなので、学生の方は勉強してください。
やれることはたくさんあります。
最後に
私は今の学生がとても羨ましいです。
私の大学では就職に関して、何か授業があったり、誰か教えてくれたりはしませんでした。
その上、氷河期と言われる時代で就職も簡単ではありませんでした。
今は努力をすれば自分が望む会社に入社できる可能性があります。
キャリア教育に力を入れる大学も多いです。
ここまでのお膳立てがあって、利用しない手はないです!
今の自分はラッキーだと考え、この状況を上手く利用してください。
皆さんの就職活動が上手くいくことを心より願っております。
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